納棺師が考える「納棺式が与える意味」③

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正しい形はありません

納棺式の中では、
ご遺族様が故人様に触れることのできる場面があります。
                                                  数珠をそっと手にかける。
副葬品を納める。

どれも特別なことではありません。
けれど、この「手を動かす時間」が、
思っている以上に大きな意味を持っています。

言葉にできない気持ちがあっても、
手を動かしていると、
少しずつ呼吸が整ってくることがあります。

「ちゃんと送らなければ」
「きちんとしなければ」
そう思わなくて大丈夫です。

涙が出なくてもいい。
笑顔になってもいい。

その時間をどう過ごすかに、
正解はありません。

大切なのは、
その人らしい時間であること

納棺式は、
立派に送るための場ではなく、
ご遺族様が自分のペースで故人様と向き合える、
静かな時間なのだと思っています。

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